釧路営業所の佐藤匠朗です!
今日は飼料設計についてご案内します。
飼料設計とは・・・簡単に言うと、乳牛のエサの給与メニューのバランスを決めることです。
乳牛の飼料効率を高めて乳生産を向上させ、お客様の経営を良くするために行います。
具体的には専用ソフトの中に、お客様が生産された粗飼料の成分と乳牛の条件を入力、牛個体が要求する成分を賄えるように配合飼料と単味飼料を組み合わせていきます。
要求する成分にはエネルギー量・タンパク質・炭水化物・繊維・脂肪・灰分などの一般成分にビタミンなどの微量成分があり、それを牛が摂取可能な量(乾物摂取量)の中で満たしていくように最適なバランスを目指します。
あれを増やせば食べきれないし・・・これを増やせばコストが高いし・・・など、何度も堂々巡りを繰り返しながら、実はとっても地道な作業を行っています。
現在、自分が担当しているお客様の飼料設計は先輩社員や配合飼料メーカーのコンサルタントにチェックしてもらいながら進めております。粗飼料を減らしすぎていないか、ビートパルプを増やしすぎではないのか、色々な意見とアドバイスをもらいながら設計するのですが、相手は生き物、計算どおりに反応するとは限りませんので、注意深く牛を観察しなければなりません。
まだ駆け出しのエサ屋ではありますが、お客様と課題を共有し解決に向けて取り組むことにはとてもやりがいを感じています。
給与メニューを見てとっさに過不足を指摘できるベテランになるまでには何年かかるかわかりませんが、何度も何度も取り組むことで達人の域にまで到達したいと思っています💪💪💪