こんにちは、久々の登場になります。営業の阿部です。
さて、今回は敷き料についてのお話しです。
私達が主に営業させて頂いているお客様は、牛を飼っている方がメインです。
ご提案している商品としては、大きく分けると「食べる(牧草関係)」「寝る・休む(敷き料)」になります。
その中で、敷き料の「オガ」について説明させて頂きます。
よく「オガ屑」と言われる方が多くいらしゃいますが、オガを販売している業者さんからは、オガ屑と言うと叱られます。
なぜか?
やはり商品として納めている物は屑(ゴミ?)ではなく粉の(商品!)。
ちょっとした違いに大きな差を感じますね。
私も当時はオガ屑と言っていましたが、指摘されて以来「オガ粉」と言っております。
現在、北海道では色々な物にオガ粉が使用されています。
例えば十勝の長芋、真狩のゆり根、きのこ栽培の菌床などがあげられますが、弊社では、牛の敷き料としてオガ粉を販売させて頂いております。
しかし、なかなか潤沢には納品が出来ません。
オガ粉は高価で、原木が高騰してるのと、供給先が少なく十分には届けられないのが現状なのです。
ところで皆様、 オガ粉がどの様な工程で出来ているのかご存じですか?
そう言われてみると意外と分からない、という方もいらっしゃるかと思いますので、工場を視察した時の様子を一部ご紹介致します。
これは、原木を集めて工場内へ運ぶ前の状況の写真になります。
工場内へ入ると原木が並べられておりました。
この写真はオガ粉になる直前の写真になります。
この様にコンベアに置かれ機械の中に入ります。
そして下記の写真の機械に入りオガ粉となっていきます。
ある程度ふるいにかけれた後は、チェーンコンベに載せれら倉庫へ。
そして綺麗なオガ粉が出来ます。
そしてトラックに積まれ配送となります。
この様な工程でオガ粉は作られています。
オガ粉には色々な原木の樹種が使用されます。きのこ関係はナラ、カバを使用。
牛などの敷き料はカラマツを使用します。価格などの問題もある為ですかね。
現在、バイオマス発電の国策事業の関係で使用される原木も高騰を余儀なくされており、なかなか安価では手に入る事は無くなりましたが、牛にも優しく堆肥処理にも敵しているオガ粉は、未だ根強い人気があります。
今回のブログでオガ粉の現状を少しでも分かって頂けたら嬉しいです。
では、また次回更新まで。