畜産を支える牧草は、いま大きな注目を集めています。
ニッセン産業には、この牧草を必要な牧場へ届ける「牧草営業」の仕事があります。
地域にある資源をどう活かし、どうつなぐかを考え、実際に動かしていく。そんな役割を担う仕事です。
今回は、「なぜ牧草が注目されているのか?」その理由と、ニッセン産業が考えるこの仕事の将来性についてお話します。
地域に根ざしながら、これからの畜産や農業の未来に関わっていきたい方に、ぜひ知ってほしい内容です。
牧草が再び注目される理由
かつて、北海道産の牧草は、本州の牧場にとって欠かせない資源でした。
昭和の時代には、国鉄の貨車に積まれて内地へ運ばれ、北の大地の恵みが全国の牛たちの主食となっていたのです。
しかし、平成に入って輸送手段が変化し、アメリカやオーストラリアからの安価で高品質な輸入牧草が台頭すると、北海道産牧草の需要は次第に減少していきました。
ところが近年、状況は大きく変わりつつあります。
中国や中東諸国の引き合いにより、輸入牧草の価格が高騰し、日本国内への安定供給が難しくなっているのです。
令和の現在においても、この不安定な供給体制は改善されておらず、北海道産牧草への注目が再び高まっています。
加えて、農林水産省が推進する「国産飼料の地産地消」の方針により、牧草流通にも補助金制度が導入され始めています。
政策的な後押しもあり、北海道産牧草が再び脚光を浴びるタイミングが到来しています。
ニッセン産業の強みと、これからの牧草流通のかたち
北海道産牧草を支える、ニッセン産業ならではの強みをご紹介します。
原点は「現場を知る」代表の経験
ニッセン産業の最大の基盤となっているのは、「現場を知っている」代表自身の経験です。
代表は、北海道牧草を買い付けて圧縮加工し、貨車で本州に発送していた両親の仕事を間近で見て育ちました。
その後、飼料会社での実務経験を経て、平成19年にニッセン産業を創業。
売り手の気持ちも、買い手の事情も、運送現場の課題も、すべてを肌で理解していることが、会社の強みとなっています。
「納得感のある仕組み」を構築
個人商店から組織営業へ変化していく中で、流通のかたちを組織化・最適化し、“誰もが利用しやすい牧草流通”へと進化させてきました。
具体的には、牧草の種類ごとに明確な査定項目を設定し、品質に応じた取引ができるように整備。
運賃についても、距離や積載効率をもとに合理的な料金体系を構築しています。
また、余剰や不足といった需給のバランスに応じて価格の調整を行い、納得できる取引を実現しています。
こうした一連の取り組みにより、売り手・買い手・運び手の三者すべてが納得できる牧草流通の仕組みが形づくられています。
ITで広がる可能性とスピード感
仕組みの構築とあわせて、ニッセン産業ではITの活用にも力を入れています。
Salesforceをベースとした情報管理体制により、北海道全域の牧草に関する情報(収穫量・在庫・品質など)をリアルタイムで把握。
これをGoogle Workspaceと連携させることで、営業ツールとして実用化し、取引先との情報共有にも役立てています。
スピード感のある商談が可能となり、現場対応力の強化にもつながっています。
また、YouTubeチャンネルで現場情報や事例紹介を積極的に発信することで、取引先や求職者に向けた「オープンな情報提供」にも取り組んでいます。
まずは1日、現場を見に来ませんか?
ニッセン産業の牧草営業は、地域資源を循環させ、畜産の未来を支える、やりがいのある仕事です。
「どんな人が、どんな現場で、どのように牧草の営業をしているのか」
気になる方は、ぜひ一度現場を見に来てみてください。
▼1日見学&説明会の概要
・場所 ニッセン産業本社、根釧地区の牧場
・服装 汚れても良い服装(ジーンズ不可)、長靴(お持ちの方のみ)
※営業同行コースの方には上着のみ当社制服を貸与します
・費用 交通費・宿泊費は当社負担(宿泊を伴う場合)
・スケジュール
釧路管内の方:日帰り
遠方の方:1泊2日〜2泊3日
ご希望の日程や現場の稼働状況に応じて、スケジュールを調整します。
「話を聞いてみたい」「実際の現場を見てみたい」
そのお気持ちだけで十分です。お気軽にご連絡ください!
お申込みはこちら
→https://www.nissensangyou.com/recruit-top/1day/