こんにちは!釧路営業所の匠朗のほうの佐藤です!
あるお客様の牧場のパドック。あまり見慣れない大きな小屋のようなものを発見しました。
お客様に聞いたところ、グラスやロールを給与する『餌場』だそう。
パドックに草架台があるのはよく目にしますが、屋根付きの餌場は珍しいですよね!
こちらのお客様は放牧を実施していますが、牛が放牧地に行く前に良質な粗飼料を十分に食べられるように、
牛舎と放牧地の間にあるパドックにこの餌場を設置し粗飼料を自由採食させているそうです!
放牧草は繊維が少ないので、放牧時期は繊維が豊富な粗飼料を十分に食べさせないと、牛は下痢をしたり体調を崩してしまいますよね…😰
でも、放牧地に草架台を用意してロールを置いても、柔らかくておいしい放牧草に夢中で見向きもしない!なんてことはよくあると思います。
この屋根付きの餌場の中で粗飼料を与えた場合、
・雨に濡れない
・日陰で涼しい
・粗飼料が傷みにくい
・搾乳後に放すので、ある程度お腹が空いた状態で餌場に向かう
・面積が広いため、より多くの牛がアクセスできる
などの利点から、放牧地に出る前に粗飼料をよく食べてくれるみたいです!
実際にこのお客様の牧場では、放牧期間中も下痢をする牛はほとんどいないそうです😃
放牧時期の管理方法として、本当に素晴らしいアイデアですよね!
僕も大変勉強になりました✏️